
沖縄移住の直前、正月に実家に帰省した時、
幼なじみと久しぶりに会ってやはりいつもの河川敷、土手に車で向かい、
タバコを吸いながらつまらない話と、昔話をしながら、
ここも変わった、という事を話した。
明らかに変わった。
大人ながらに何もなくなったように見えた。
子供から見たらもっと何もないだろう。
俺たちが遊んだ草がぼうぼうの茂みはないし、
水浸しの道を自転車で走った道は、すっかり舗装されている。
正月だと言うのに、凧上げをする親子もいない。
駐車場と、サッカー場、野球場。
スポーツを悪く言うつもりはない。
悪くはないが、だが野球は結局野球というルールで遊ぶもの、
サッカーもサッカーと言うルールで遊ぶもの。
草むらや水浸しの道はルールなんてない。
そこで遊べるかは感性と想像力だ。
未知数、無限、破壊的でもあれば生産的でもある。
怪我だってするし、汚れる。
でもルールのようにどちらかのファウル(罪)じゃない。
自己責任。
そんな環境が今の時代の子供達に残されていない事にがっかりした。
そして幼なじみに、これから沖縄に俺はあの時の
ここのような場所を見つけにいって来る。
それを自分達の子供に残せるように。
そんな仕事をして来ると言った。
(そう、これを書くまで忘れていた。書きながら思い出した。こんな事を思っていたんだなぁ。)
幼なじみは、いつもの様に笑った。
年明け、引っ越しを住ませ、荷物はコンテナに積み替えた。
東京の友達にお願いして沖縄に送ってもらう事になっている。
沖縄への移住は、2台のバイクで向かうことに。
お供には、ヨシが沖縄で拾って来た犬「モズク」が同行。
1月の寒空の下、中目黒のヨシの家の前の駐車場から、
2台のバイクは8時未明南を目指して、旅に出た。
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