

「SVOの準備をしよう」
WASITE SVO REPORT 4.0
Written 08/06/02
沖縄でSVOの改造を試すべく、
それに使われる車をようやく手に入れた。このSVOの研究の為に車は用意した。
ここからの手はずはこうだ。
1:Aさんを通して、SVOの改造に必要な部品と、
使用済み天ぷら油をきれいにする機械「遠心分離器」の購入。
2:調達した部品を取り付けてもらうメカニック探し。
3:使用済み天ぷら油の浄化実験とその油の供給先を確保。
4:メカニックにより、部品を車に取り付け。
5:新品の植物油で走行実験。
6:使用済み天ぷら油での走行実験。
以上の通りだ。
車を手に入れてからしばらくのAさんとのやりとりの記録が残されておらず、
しばらくの詳細はかいつまんで事の経緯をお話すると、
その当時のSVOの改造には、長野県でやっているSOTOKOTOで掲載された人たちを含めて、
同じ部品の供給元から部品を調達していた。
自分もその部品をオーダーをした。
それから、使用済み天ぷら油をきれいにする遠心分離器の購入を検討し、
それをAさんを通して注文していた。
その時の部品の供給元は、それまで部品を供給してSVO化した車の故障からクレームが出て、
自腹で修理した事があったらしく、SVOの部品を提供するのに、
領収書も出さず、ある種の誓約書にサインを求めた。
何があっても自己責任によるものだという事で。
SVOに取り組むに当たって、ここでひとつ説明しなければならない。
SVOの改造は、自動車メーカーが保証するような種の改造ではないし、
それは、自由に自分の車に油を給油できるという自由と引換えに、
自己責任という前提が科される。
自己責任=至極当然の事である。
品質の保証されたガソリンスタンドの燃料と違い、
植物油のままで給油できるSVOはもちろん使ったあとの天ぷら油を給油しても走行が可能。
しかし、その油の純度。不純物を取り除く事が大事で、適当に処理した不純物の給油はもちろん故障を招く。
もちろんメーカーだってそんな故障は保障外だ。
SVOを活かすも殺すも自分の取り組みかた次第だって事。
SVO部品の供給元はそれが出来なかった個人との間で後味の悪い経験をしたらしく、
それから部品の供給はもちろん、SVOの技術の情報開示に消極的になっていた。
そんな中、Aさんはすぐに部品調達の準備に取り組んでくれた。
部品の供給元である人に、沖縄でSVOに興味があって、
取り組みたいという人がいる、という説明を添えて。
ハイラックスに使える部品を一式用意して欲しい、と。
沖縄でのSVOの有利性はこの部品の供給元の人にもすぐに分かったようで、
この話にとても興味を持ってくれた。
じきに部品は全て揃うだろう。まずは一安心。
これで、部品の事は一安心だと思った僕は、次にメカニックを探した。
なんていったって自分は車についてはてんでシロウト。
車を買いに行く時だって、何をチェックしたら良いか分からないくらいシロウトだ。
そんなシロウトが、SVOの仕組みは教えてもらって理解したとしても、
車の心臓部であるエンジンの改造なんてできる訳がない。
この後の仕事の事も考えて、このSVOに一緒に取り組んでくれるメカニックが必要だった。
案外望んでいたような人材ははすぐに見つかった。友達の車も面倒見てくれている整備士を、
友達が紹介してくれた。
その人はなんでも、昔の日本の中のレーシングカートの世界の中で、
パイオニア的な人らしく、新しいエンジンの設計をしたり、
アルコール燃料におけるカート走行を可能にしカートレースを盛り上げた人らしい。
当時はたくさんのメーカーの人がその技術に早く追い付こうと、勉強させてもらったとか。
そんな優れてエンジニアだったら、是非ともこのSVOを一緒に考えてもらいたい。
そう思って、このSVOについての取り組みを話し、協力の申し出に快諾を得た。
準備する事は全て整った。
こうしてかいつまんで書いているが、ここまででも相当の時間を労した。
それでも統べて順風満帆な気分だった。
しかしその気分はいったいどれだけの時間を待ちながら、しだいに不安へと変わったのだろう。
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