

「部品を取り付ける」
WASITE SVO REPORT 13.0
Written 08/06/13
結局、ひとりで部品を取り付けることにした。
部品もひとりで探して手にいれた。
9月に入って集中的に取り組んでいたSVOの改造プロジェクト。
車をいじった経験はない。
車といっても、子供の頃「ミニ四駆」と田宮の「ラジコン」だけだ。
ミニ四駆の改造に至ってはすごい数のミニ四駆を廃車にしてきた。
基本的に何かを作る事や、手作業、機械は好きだったが、
実際に人が乗って安全に走らなければならない本物の自動車をいじる事には、
当然の恐怖感があった。
「自分でやって大丈夫か?」
だが、大丈夫かの前に、やらなければならなかった。
誰にも頼めないのだから。
そこで前回の記事の最後に書いたように、まずは水温計の設置をしてみる事にした。
購入したのは、
オートゲージ製 2インチ 水温計 シルバー(SP2731)
価格 1980(円) x 1(個) = 1980(円) (税込、送料別)
楽天で調べればすぐに見つかります。
選んだポイントは特別なユニットをつけずに水温計で水温が計れるシンプルな物。
※取り付けた後の感想
一応問題なく稼動していました。普通に使う分には問題ないでしょう。
ただ、冷却水の温度が高くなってセンサーに温度が伝わっても、
水に接している部分だけ熱くても反応しないようだ。
エンジンルーム全体が熱くなって、センサー全体が熱くならないとメーターが反応しなかった。
エンジンルーム全体があったまってしまえば使えますが、正確に冷却水の水温を計るには、
アバウトすぎたかもしれない。
車にもともと付いている水温計の方が良い反応します。
さて、取付はラジエターのアッパーホースを切って、
メーターを取り付ける為のパイプを間にはめ込む。
購入したのは、
BILLION (ビリオン)水温センサーアダプター(エアブリーズタイプ)
ホース内径:φ34
価格 2835(円) x 1(個) = 2835(円) (税込、送料別)
これもすぐに捜せると思います。
選んだポイントはセンサーをつける穴の他にもうひとつ穴が明いていて、
エア抜き用に使ったりと使い勝手が良さそうだと思い。
※取り付けた後の感想
実際には、このエア抜き用の穴に開閉バルブをつけて冷却水を分岐したりしました。
穴が2つ有るのは便利ですね。
センサーつけないならここで冷却水のバルブをつけてアッパーホースだけで熱源取れますから。
ラジエターのアッパーホースにセンサーアダプターと呼ばれるパイプをつけたら、
水温センサーをつけてエンジンルームの中は終わり。
それからは、車内の運転席のどこかにメーターを取り付けます。
メーターには電球が付いていて、車の配線の「イルミ」から電気を引っ張ってこれたら良かったんですが、
配線が探してもわからず、「イルミ」で電気が通る線を見つけて繋げたら、
電圧が弱くなって車自体のメーターの電気がつかなくなったりとトラブル続出。
結局分からなかったので、電源は運転席下のヒューズボックスから15Aのヒューズを、
別に5Aの電源をとれる15Aヒューズに代えて電源を確保。
水温計のメーターの電気は手動スイッチでつける事に。
そういった電気配線のスイッチや電源を取るようなヒューズから分岐させる部品は、
よくDIYセンターやオートバックスで売ってます。
僕は「エーモン」製の物で出来ました。
車の電気いじりの初心者向けに簡単なマニュアルもありますので、
とても参考になりました。
参考サイト:http://www.amon.co.jp/
運転席の目の前のメーター回りのカバーを外して、
カバーの空いているスペースに、水温計が入るくらいの穴と手動スイッチの穴をあけて、
電気の配線を施し、水温計とエンジンルームの水温センサーをラインで結べば完成です。
水温計の取り付け:所要時間ー約2日
1日目:エンジンルームのセンサー取り付け
2日目:車内の水温計の取り付けと配線処理。
※1日といっても丸一日使ったわけではありません。
シロウトが始めて車をいじるにしては上出来じゃないか!
とまずまずの滑り出しに気分を良くした。
さて、ここからがSVOに必要な部品を取り付けていく。
次にした事は、車に元からついている燃料フィルターをはずすこと。
そして、フィルターの大型化を図るため「油水分離器」を取り付ける。
これが油水分離器です。
これをエンジンルームのあいている所に取り付け固定する。
次に燃料を暖める「熱交換機」を取り付ける。
これが熱交換機
この4つの差し込み口に燃料のホースと冷却水のホースを通し、
この箱全体が熱くなり中を通る燃料が暖まるというシンプルな物。
燃料タンクからエンジンルームに繋がっている燃料ホースに
手動で燃料を送り込める「ハンドポンプ」。
これがハンドポンプ。
これはAさんから送られてきた部品のセットの中に入っていた物だが、
ヤンマー製のハンドポンプ。
ハンドポンプは純正の燃料フィルターが外されたところで、
燃料ラインの中にあるエアを抜く為に手で揉んで燃料を送り出せるように取り付ける。
しかし、冬期、寒さが厳しい中でSVOされている人の中では、
このハンドポンプは常時つけない人もいるようだ。
理由としてポンプないで油脂がゲル化して使えないからだとか。
燃料ラインに取り付ける物は、あとひとつ。
「燃料噴射ポンプ」に燃料が入る場所のグロープラグ。
これはAさんの送ってくれたセットのゴルフ用の物。
このグロープラグが差し込んであるボルトのようなものが、
ハイラックスの燃料噴射ポンプにもあって、
これを加工して同じように作りました。

こんな感じ 。
そして取り付けようとエンジン本体のすぐ脇にある燃料噴射ポンプの
燃料ラインが繋がっているところのボルトを外そうとしたが、
凄い固く締め付けられているみたいで、とても外せそうにない。
せっかくトヨタで部品を取り寄せて作った部品も使えなかった。
燃料噴射ポンプに入ってくる寸前で燃料暖める為の部品。
仕方がなくこんな形で取り付ける事にした。
「燃料ライン用グロープラグ 」
写真がぼけててすみません。
T字のユニオンに継手を2箇所つけ、もう1つの穴にグロープラグを差し込む。
これを燃料噴射ポンプの直前に取り付けて燃料を暖める事ができる。
これが燃料系統の取り付ける部品である。
次は、冷却水を分岐させる分岐パイプと開閉バルブのセットを取り付ける。
これがAさんの部品のセットの中に入っていた物。
シンプルなパイプに継手がついていて水を分岐できる。
ただこれだと開閉のコントロールが出来ない。
僕が用意したのはこんな物だった。

バイク用の水温計センサーを取り付けるパーツに、
旋盤加工して開閉ボールバルブを取り付けたもの。
こういった部品をエンジンルームの中で冷却水が通るホースのどこかに取り付ける。
僕は車内にエアコンの熱源として使われるための冷却水を送るホースの途中で取り付けた。
ほぼ全ての部品の取り付けが終わったら、
各部品をホースで結んでいく。
ポイントは最短距離で、熱を逃がさないように。
さてここでインターネットで見つけた「テフロン」製のホースを取り出した。
選んだポイントは様々な耐性に強い。そして「流動性」 。
だが、ホースとしてはプラスチックに近い固さで、ホースの取り回しを困難にさせた。
継手に締め付けバンドを使って繋いでも、密着性に乏しいようで、
空気が入る事があった。
色々と試してみたが、どうにも取り回しに困って、それでトラブルになるのはまずいので、
他のホースを探す事にした。
テフロンホース・・・、高かったんだけどなぁ。
ホースはなんとか見つかり今度こそ取り付けの最終段階をむかえ、
電気系統を除いて全ての部品は取り付けられた。
こうして一気にレポートを書いているが、
この部品達を取り付けるだけでもとても長い時間かかったのだ。
噴射ポンプのグロープラグの仕様変更や、代わりのホースを探したり。
油水分離器を取り付ける際のステーなど。
毎日DIYセンターに通った程だった。
あと、家の駐車場でやってるから、雨が降ると作業が出来ないし。
燃料系統の部品が取り付けられ、
まずはこの状態で軽油でも走れなければ燃料ラインに問題があるので、
試しにエンジンをかけてみる事に。
改造をスタートさせてから1ヶ月以上エンジンをかけていない。
始めての車いじり。シロウトの無謀な改造。不安は尽きない。
これでエンジンがかかってくれたら・・・!
運転席のイグニッションキーを回す。
セルが回る音がする。
プスン。
!?
もう一度キーを回してセルが回る。
頑張れ!
プスン。
え?
何度か同じように試してみるのだが、まったくエンジンがかかる気配はない。
失敗か?
それだけではなかった。
セルを回し過ぎてバッテリーまであがってしまった。
ショック!参ったなぁ。
とりあえず、バッテリーがあがっては何も出来ないので、
またDIYセンターに行って、他の車のバッテリーと繋ぐケーブルを買いに行った。
それから近所の友達に助けを求めた。
同じハイラックスだからバッテリーの電圧も問題ない。
友達は早速車を貸してくれた。
バッテリーを繋いでエンジンスタートをするもやはり先ほどと同じでセルは回るが、
エンジンがかからない。
やっぱりシロウトがこの領域に手を出してはいけないのか・・・。
でもたかが燃料のラインをちょっと代えただけだ。
こんな事で壊れてたまるか。
それから、車はその日しばらく貸してもらい、不具合のポイントを探した。
面倒な作業だったが、ひとつひとつ部品を外しながらノーマルの状態に戻していった。
順番はエンジンに近いところから戻していくことにした。
最初は燃料ラインのグロープラグ。一番疑わしかったからだ。
ここでエアが入っていたら燃料は流れないでエンジンはかからないかも知れない。
・・・、がここを外してもエンジンはかからない。
次に油水分離器を外した、かわりに純正のフィルターをつける。
これでエンジンがかかれば、問題は油水分離器だが、
・・・、ここを外してもエンジンはかからない。
次は 熱交換機。
こんなものを外しても何も代わらないと思うが、
・・・、やっぱりエンジンはかからない。
最後に残ったハンドポンプが?
これを外せば ノーマルに戻る。しかしポンプだけでエンジンがかからなくなるのか?
まさかなぁ。と思って、外してエンジンをかける。
ブロロオローン!!
車が息を吹き返した!
ハンドポンプか!?まさか!?
エンジンがかかった事でしばらくエンジンをかけ続けバッテリーを充電させ、
友達に礼を言って車を返し、その日はハンドポンプの疑惑が浮上し、
翌日それを確かめた。
ノーマル状態からまた部品を取り付けた。
ハンドポンプ以外を。
ただハンドポンプがないと燃料が送れないから、
油水分離器をつけた状態で純正の燃料フィルターも取り付けた。
純正の燃料フィルターにはプッシュ式の燃料ポンプがついているのだ。
部品のフィッティングはすぐに出来た。
何度もつけたり外したりとしているから慣れてきた。
これで本当にエンジンはかかるのか?
燃料ラインのエア抜きも万全。各部品のホースの取付をひとつひとつ確認した。
いよいよエンジンをかける。キーを回すと・・・
はじめ咳き込むように苦しそうに息を吐いたが、
次の瞬間にはエンジンは燃料に火をつけ、勢い良く回りはじめた。
犯人はハンドポンプだった。
早速Aさんに連絡した。ハンドポンプのせいで燃料が止まりエンジンがかからなかった事を。
Aさんは取り付けるinとoutが逆ではないかと聞いてきたが、
そんなのは最初から確認している。
それよりも、恐らくは中古品だからではないかと。
Aさんの送ってくれた部品は「未使用」と聞いていた。
だがグロープラグの1つと、ハンドポンプは明らかに汚れていた。
未使用は疑わしかった。
結局ハンドポンプの不良ということでAさんは不良な中古品を送った事で謝罪した。
このトラブルを通して、自分の力でトラブルの元になっている場所を確認出来た、
今回の件で、車を触っていく自信に繋がった。
あとは電気系統だけだ。
何とかやれるかも知れない。また一歩前に進めた。
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