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SVO Car Projekt 自動車だってエコに乗りたい。

WASITEがエコカー作ってみました。

「補足資料・リサイクル燃料のトラブル」

WASITE SVO REPORT 22.0
Written 08/07/07

今までSVOの特徴からその作り方の理論、実際の製作をレポートにまとめてきましたが、
廃食油燃料のトラブル例もここで紹介しましょう。

国土交通省がまとめた資料もありますので、
あわせて取り上げてみたいと思います。

:: SVOトラブルについて ::
SVO化した車が遭遇する可能性があるトラブルをここであげてみたいと思います。

・噴射ポンプの故障(詰まり)
 自分もこれで車が止まりました、が自分の場合は部品製作中に軽油でエンジンを回している時でしたからSVOが原因とは断定できません。
 他のSVOユーザーの先輩がたも燃料となる廃食油の濾過が十分じゃなかったりする時に詰まったりしたようです。

・寒冷地での燃料の粘性が上がった為に配管類で詰まり
 寒冷地でのエンジン始動前に燃料が冷たい時、油がゲル状になって手動ポンプなどで詰まる事もあるようです。

主にトラブルの原因は燃料の詰まりがあげられます。

:: 国土交通省の調査報告書より ::
この報告書はSVOだけではなく、大半がBDFを使っているユーザーのトラブルの報告でしたが、
廃食油燃料の使用においての注意すべき点である事は違いないと思います。

参考サイト:国土交通省 http://www.mlit.go.jp/

 

廃食用油燃料に関する調査報告書(平成18年度)
〜「バイオディーゼル燃料(BDF)に係わる開発状況に関する調査及び点検整備の啓発資料
自動車交通局技術安全部環境課 監修

国内におけるBDFや廃食油燃料の使用状況などがまとめられていますが、
ここではトラブル例や不具合、メンテナンス状況などに的を絞っていきます。

その前に、廃食油燃料を使っているユーザーはどこからどのような燃料を調達しているかを
ここでその統計をあげておきましょう。

・廃食油燃料の調達方法
 自家製造66件(51%)・購入55件(43%)・無回答7件
 その他1件(給食センターから廃食油を譲り受け、BDFに精製せずにそのまま使用している事例。つまりSVOのことです)

・廃食油燃料の品質確認を実施している60件(全体の47%)の内(品質を確認していない実施者は全体の54件(43%))
 「目視による品質確認」29%(48%)・「成分分析検査」30件(50%)

廃食油燃料の調達に約半数のユーザーが自家製造しています。
BDFの精製はきちんと行わないと、アルカリ性が強いBDFになったり、水分が混入したりして不具合の原因になります。
BDFの品質管理が重要なのに、品質の確認が目視で行われている所もあります。
これでは不具合も発生する確立は上がります。
( 最近では、BDFの精製機械も上等になってきたみたいですが)


この使用状況かにおいて発生した不具合は次の通り。

 

:: トラブル事例 ::

・廃食油燃料を併用使用している車両の不具合発生状況について
 合計127件の内 「不具合有り」が57件(45%)・「不具合なし」66件(52%)・「無回答」4件

・上の調査で「不具合有り」と解答したアンケート対象車の不具合発生状況についてその頻度
 「頻繁」が11件(18%)・「時々」18件(30%)・「まれに」28件(46%)
 ※この頻度は故障回数の定量的判断指標に基づくものではなく、アンケート回答者の感覚に基づくものである。

・不具合の発生時期
 不具合有りと解答した57件の中で「路上故障」39件(60%)・「日常点検整備」20件(31%)
 (ちなみに車両の不具合は自社(自分)で修理するのが22件(38%)、整備工場に以来するのが34件(59%))

・不具合の内容は大きくわけて燃料供給系とエンジン本体の2種類
1:燃料供給系の不具合では、
  燃料フィルタ44件(32%)
  燃料によるゴム部分の劣化、燃料漏れ24件(18%)
  燃料噴射ポンプの目詰まり18件(13%)

2:エンジン本体の不具合では、
  エンジンの始動性低下20件(15%)
  エンジンの回転数不安定16件(12%)
  エンジンの焼きつけ3件(2%)

等があった。

その他の不具合の事例として
・廃食油燃料が燃料タンク(付近)の塗装を劣化させる事例。
・シリンダー内からオイルパンに流れてオイルパンの塗装を剥離させ、剥離した塗装が潤滑油に混入し、
 エンジンが焼きつけ状態になり走行不能になった事例も。

 

:: トラブル具体例1 ::
・不具合の概要:タイミングベルトカバークランクプーリー周りの燃料漏れ
・不具合の原因:燃料噴射ポンプ駆動用シャフトのシール部分からタイミングベルト側へ燃料が漏れたことにより、
        タイミングベルトに燃料が付着しタイミングベルトのゴムを劣化させた。
・対  策  :定期的な確認を行う事による再発防止

:: トラブル具体例2 ::
・不具合の概要:エンジン及びクランクシャフトの焼きつけ
・不具合の原因:ポスト噴射された燃料がオイルパンの中にたまり、たまった燃料がオイルパン内の塗装を剥離させ、
        その塗料でストレーナーが目詰まりした。
・対  策  :対策が見つかるまで軽油を使用。

 

最後に、国土交通省は持続可能な燃料として廃食油燃料を期待しているが、
同時に日頃からの適切な点検整備をユーザーに求めている。

以上が簡単ですが、国土交通省の調査報告書の中の不具合に関する資料をまとめてみました。
興味の有る方は、近くの陸運局に行ってみて下さい。資料があると思います。

この資料の大半がBDFユーザーのアンケート調査からまとめられている為、
統べてのデータがSVOにおいてあてはまるかと言えば、おそらく否ですが、
冬期、寒さが厳しいところでSVOに取り組む人のなかには、BDFと併用で車を走らせている人もいると思います。
充分な注意が必要だと思います。

それでは、トラブルについてのレポートは以上です。
(追加事案があれば、随時追加します)

 

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